History repeats itself

2006年にVarde77を立ち上げ独立して14年。

現在2020年。

正直2020年までVarde77を続けているイメージは当時描いていなかった。

ブランド名を変えたりして、なにかしら変化しながらものづくりの仕事をしていたいと思っていたけど、当時のままのVarde77が今でも続けていられるのはとても嬉しいこと。


2004年ごろかな、、、

現在70歳を超えるパターンナーに

「このデザインされた洋服がブランドなのではなく、

作っている人の気持や考え方がブランド。

気持ちや考え方がブレれば、ブランドもぶれる。

どれだけ見た目や仕様がかっこいい洋服を作っていても、

そこに気持ちや考え方が入っていなかったら、ブランドとしての魅力はない。

40年近く色々なデザイナーさんを見てきて、たどりついたことだから、

気持ちや考え方=ブランド これだけは絶対に忘れずにブランドを続けて欲しい。

ブランドは有形ではなく無形だ。」

と教えられた。


それだけは忘れずに続けている。


ただそのベースとなる考え方は持っているけど、1つ 1つのアイテムを生み出す時に

その考え方を1つ1つのアイテムに投入していたかというと少し自信がない。。。


このコレクションにはテーマがこれだからこのアイテムが必要とか、

コーディネート的にこれはいるとか、

そういった感覚から生み出しているものも多い。


そんなことに気がついた2020年年明け。

今年から生み出すものは、アイテムの型数にこだわらず、1つ1つのデザインに気持ちや考え方が注入されているような、そんなアイテムを生み出そうと意識してデザインをおこなうようにした。


今、2020AWのサンプルが出揃ってきた。


アイテムをみるとその気持ちが入っているのを強く感じる。


ただ、今はこの時期にサンプルを人に見せたいとは思っていない。


新型コロナの問題もあるので、お披露目はあくまで経済としての空気感が良くなってきた頃にお披露目したいと思っています。

見る人のモチベーションも、必ずものには影響する。

だから今は現状を受け止めて、

この状況から抜け出せた時、

いいスタートが切れるようにいろいろ準備やシュミレーションをしています。




0コメント

  • 1000 / 1000

【Hiroyuki Miyata】